7/29追記・バトコロ稼働開始

昨日あたりからネオジオバトルコロシアムが稼働し始めましたが、もう酷いですね。
対戦ツールとしてどうかはまだ分からないですが、それ以前に一人プレイ用システムに代表されるインカム回転の要求の仕方が完全にぶっ壊れていて稀代の詐欺商品って感じ。

格闘ゲームで人が連コインする動機って、
「あーキャラ動かしてて面白かった!そういえばあそこでああいう動きを試してなかったな…ちょっともっぺんやってみよう」
って感じが理想だと思うのですが、どうもこの開発チームは自分らのゲームのプレイヤーは皆
「くそっ思ったように動かせないうちに終わっちまった!こんなはずじゃないんだ、ちくしょうもっぺんやってやるから見てやがれ」
っていう負の感情でしか連コインをする様子が想像出来ないようで。

「こういうふうに動かしてみたら、ゲーム画面の中で一体どんな光景が繰り広げられるだろう?」
それを試してみたいという欲求がそもそもゲームというものの面白さなはずです。
なのに時間制限つき強制サバイバルモードのような一人プレイ用ゲームシステムで、無理矢理要求されている以外の動きを少しでも試そうとするプレイは容赦なく切り上げさせて
「さっさと終わらせて次のコインを投入しろ、しないのなら早くどいて次の人に替われ」
と言わんばかりに急かし続ける。
こんな対戦待ちの一人プレイすらすぐに終わってしまってろくに出来ないシステムでは、対戦のメッカなゲーセンでも無い限りそのうち誰もまずコインを投入すらしなくなるでしょう。

そう思って見るとなんかキャラの勝ちセリフも
「弱ぇやつはすっこんでろ、いちいち出てきてオレの手をわずらわせんな」
的な凄ぇムカつくものが多いし。そのうえ勝利デモ絵も妙に歪んでてキモいときた。
そのキャラの固定ファンである人たちにさえキャーキャー喜ばれていれば、それ以外の人たちがそのキャラにどんなにイライラさせられていたりそのキャラを憎んだりしていても、ここの作り手達は全く気にしないのかな?
ちょうど最近は、SRPGとジャンルこそ違え同じコラボ系お祭りゲームで、プレイヤーの笑顔を誘いキャラへの愛情を作り手・プレイヤー共に高め合おうとするサービス意欲にあふれまくっていたナムカプという作品があっただけに、何だか色々と比較してしまうものがあるなぁ…


どんなに出来の悪いゲームでも
「格闘ものが出てくれるだけまだマシ」
という考えが今までの作品ならばありましたが、出来云々以前の問題としてこうまでも作り手側に誠意の感じられない姿勢のものを出されてしまうと、ゲーセンのオペレーターが2D格闘ゲームというジャンル全体に対する不信感を抱くようになってしまうのではっきり言って迷惑です。
実際オレの地元のゲーセンはもう2D格闘の新作を入れる気は完全に無くしたみたいで、カプジャムを使い古しのスト3rdに入れ替えて以降プレイする人もいない閑古鳥状態なもので…。
侍の開発チームの方はこんなことにならず頑張ってくれることを期待します。


ま、バトコロに対する不満はともかくとして、キサラというキャラに対する萌えパワーはGANGAN行進曲の頃から募らせ続けていたものなので、この夏のキサラ本は気合いれて描いてます!
売れてくれればいいんじゃがのう…