ミラクル・ランジェリー読了

一週間かけて『ミラクル・ランジェリー』を読破。一気に読んではもったいので少しずつ少しずつ読んでった。
オレのこの半生をかけた、『ルナ先生』や『二人におまかせ』等を経た少年エロコメ漫画探訪の道のりがここに完成し終結を見た、と言っても何ら差し支えないほどに素晴らしい内容でした〜。
少年漫画らしい元気のよさとカワイさを兼ね備えた絵柄、痛快で愉快な筋書き、そして従来の少年エロコメ漫画よりもちょっと行ってはいけないラインを踏み越えちゃってるエロシーン。
ちょっと下品な言い方になりますが、1つの巻ごとに必ずひとつはその1冊の中での「ヌキどころ」になるような極度のエロ場面が収録されているのは、果たして計算してのことなのであろうか。
漫画家としての腕の見せ所であろう、ちゃんとした物語の部分もしっかりと描きつつ、しかし読者の期待するものを見せようとするサービス精神も凄く旺盛なんですよね〜。
ギャグパートもテンポがよく、またところどころに出てくる「サンゴ礁にイニシャルの傷彫り」「ちょっとまったコールだぁ!」「○○じゃないんだ、○○じゃないんだ、ワー!」といった当時の流行ネタには懐かしさもありクスリときました。

主人公の千里みたいな、少年エロコメ漫画のヒロインはカワイイ性格してますよねー。色々スケベな目に合わされて「いや〜んもう!」と恥ずかしがったり怒って殴ってきたりしつつ、でも「まったくしょうがないわね…でもこれも私のことを魅力的に思ってくれてるからなのかしら」なんて思って許してくれたり、たまに変なサービス精神を出して自らチラッと見せてくれたりする。
ふつうそんなのありえねぇだろ!(笑)と読みながらツッコミつつ、その人の良さに感じ入ってしまいます。
あっけらかんとして邪気が無く、少年らしい健康的なスケベ心に満ちている、そんな少年エロコメ漫画は読んでいてとっても気持ちいいのです。
ミラクル・ランジェリーはラストもハッピーな締め方で凄く可愛らしいお話でした。
「んもう、最後までエッチなんだから!」